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野村 康史郎

オズマヘルスケア本部 部長

KOSHIRO
NOMURA

人の心と社会を動かす パブリックリレーションズで 医療・ヘルスケア課題を解決する

製薬会社や医療機器メーカーなどのヘルスケアクライアントを中心に戦略立案から企画実行まで手掛ける。業界の慣習にとらわれない多様な戦略・手口により「カンヌライオンズ」「スパイクスアジア」「PRアワードアジア」「日本 PR アワード」など、国内外のクリエイティブアワードを多数受賞。日本 PR 協会「PR プランナー講座」の講師も担当。

専門・活動テーマ

医療ヘルスケア、学会、研究機関、ヘルステック、NPO・NGO、疾患啓発、コミュニティリレーション、コーポレート・コミュニケーション、リスククライシス、メディアトレーニング、インターナルコミュニケーション、デジタルコミュニケーション、スタートアップ支援

― PRとは

“医療・ヘルスケアの新しい当たり前をつくる” パブリックリレーションズ

今、医療・ヘルスケアの領域にはかつてないほどの関心が向けられています。新たなウィルスや病気の登場は社会を一変させました。その中、医療・ヘルスケアを取り巻くコミュニケーションの難しさについても多くの議論が交わされています。そういう意味では、ヘルスケアのコミュニケーションはハードルが高く難しいと考えるPRパーソンもいるかもしれません。でも私からすると、PRの真骨頂が体感できる、とても楽しい仕事です。オズマピーアールに入社し、PR発想を起点にしたさまざまなプロジェクトに取り組んできましたが、私が最初に担当したのは「禁煙の啓発活動」でした。当時はまだ、たばこを吸うのは個人の嗜好の問題で、喫煙者の多くが「ニコチン依存症」という病気という認識もほとんどありませんでした。そんななか、学会や行政、自治体、製薬会社などと協力しながら、病気の認知度を高め、「受動喫煙」という観点から喫煙できる場所を限定し、社会的に禁煙を支援する枠組みを整えました。これらのことは、すべて今では当たり前のことになっています。この一連のプロジェクトはPRの力を心から実感することができた、貴重な経験でした。
お客さんも、世の中も、みんなが幸せになる新しい当たり前をつくる発想がPRの本質です。自分はそこが考えられる人間なのかということを、ずっと突き詰めたい。社会に一石を投じるには、共感の輪が広がっていくテーマ設定と、その輪を増幅させる、新たな気づきを提供するコアアイデアの両方が必要です。なおかつ適切な情報流構造を逆算してそこに乗せていく、それがすべてうまくいくことで初めて、社会は少しずつ動き出していきます。コミュニケーションによって社会のその時々の「最適解」を考え、さまざまな人との対話や関係性によってそのカタチを示していくこと、これがPR会社のクリエイティビティです。自然とそういった新しい当たり前が定着していくことに、私たちは喜びを感じます。これぞPRの醍醐味です。

― 専門領域でのPRのポイント、努めていること

プランニングの基準は「!」のつく新しい発見があるかどうか

ヘルスケア領域のコミュニケーションでは、生活者にとっては難しい情報も多く、立場によって関心や理解が異なるのがスタート地点。そこにいかに立場を超えて興味や関心をひく切り口を提示して、意識や行動の変容を促すかが勝負になります。多様なステークホルダーの合意形成という、純粋にPRの力が問われる戦いです。
もともと同じものでも、見方や視点を変えることで、それがすごく新鮮に映る。まさにPRパーソンの力が問われ、それが成功すれば、実際に困っている人の役に立つ。この感覚を私は大事にしています。
クライアントやプロジェクトに関わる方々に言われてうれしい言葉があります。「企画を聞いてワクワクした」「そんな考え方があるのかと驚いた」そんな言葉を聞くと私自身もワクワクします。やはり、新しい社会の在り方が示されるとき、こんな社会になったらワクワクする、その前向きな力が多くの共感や賛同者を生み出します。PRパーソンにとって「つまらない」といわれるのがいちばんショックなこと。常に何か新しい発見はあるのか、感嘆符がつくことはあるのかを意識しています。「やっぱりオズマピーアールに頼むと、おもしろいアイデアが出てくるね」と言っていただけるかどうかを、ひとつの基準にしています。

― 目指す未来・目標

“世界に光をあてる・灯すPRパーソン”

まだ、“気づかれない課題に光をあて”苦しむ人の希望になる。“未来に明かりを灯し”誤解を減らし適切な行動を促す。こんなことを想いながら日々仕事に向き合っています。ヘルスケアのコミュニケーションを担当していると日々さまざまな課題に直面します。そのなかでも、原因が分からずに悩みを抱えていた人が自分自身の病気に気づけたとき、孤立している患者さんが悩みを分かち合えるつながりをもち希望の光がともったとき、この仕事をしていて本当に良かったなと感じます。また、先の見えない社会の中で、何が正解か分からず困惑やすれ違いが生じるなかに、こうすれば少しでも未来は明るくなるという一筋の光を示せたら、PRパーソンとしてはこのうえない喜びです。そんな社会に光を灯せるPRパーソンを目指して日々研鑽(けんさん)していきたいと思います。

― 座右の銘・好きなフレーズ・格言

「未来は変えられる」

私たちの仕事は、時代や社会の変化に合わせたその時の「最適解」を問いかける仕事だと思っています。これまでかかわったプロジェクトでさまざまな困難な状況に直面した患者さんと向き合ってきました。その当時を振り返っていただくと、そんなにつらい状況にあったのかと言葉を失います。ただ、そんな患者さんが前を向いて、その状況を変えていく場面に直面したり、その言葉を聞いたりしていると、起こってしまったことは変えられなくても、これから起こること「未来は変えられる」のだと勇気をもらいます。そんな未来を変える一助になるべく、日々仕事に取り組んでいます。

PROFILE 経歴・プロフィール

国際NGO「スペシャルオリンピックス」を経て、2007年オズマピーアール入社。
製薬会社や医療機器メーカーなどのヘルスケアクライアントを中心に、多種多様なクライアントの戦略立案から企画実行まで幅広く手掛ける。業界の慣習にとらわれない多様な戦略・手口により、世界最大級のクリエイティブ賞「カンヌライオンズ」受賞ほか、「スパイクスアジア」「PRアワードアジア」国内最高峰の PR アワード「日本 PR アワード」グランプリなど国内外の多くのアワードを受賞。日本 PR 協会「PR プランナー講座」などの講師も担当。

WORKS 活動実績・受賞歴

製薬会社などのヘルスケアコミュニケーションに15年以上従事。多種多様な病気に関する疾患啓発活動や、医療関係者と患者さんのコミュニケーションツール開発、学会・研究機関・KOL・KOIなどの専門家と連携したアカデミアコミュニケーション、ヘルスケア領域の非営利コミュニティ向けプロボノプロジェクト立上げなど、ヘルスケア領域において多種多様な手口のコミュニケーション活動を数多く手掛ける。

受賞歴

「不妊当事者の声で新しいあたり前を創る「不妊治療の保険適用」実現に向けて
  • 国際PR協会(IPRA)主催 「2022 ゴールデン・ワールド・アワーズ・フォー・エクセレンス(GWA)」最優秀賞受賞
  • PRアワードグランプリ2021 シルバー受賞
疾患啓発プロジェクト「Beyond the Medicine – Empowering patients in Japan」
  • PRアワードアジア2021 コーズリレーティッド・パブリックアウェアネス部門 シルバー受賞
視点の違いによる医療コミュニケーションギャップを可視化するプロジェクト「医療マンガ大賞」
  • 第2回「上手な医療のかかり方アワード」(2021) 厚生労働省医政局長賞 自治体部門優秀賞 受賞
「Fact Fashion~真実を着る、誤解を脱ぐ。~」

患者さんのうちに秘めた「真実の声=FACT」にもとづき心と身体に寄り添った服をつくり、乾癬に置かれた誤解を解消するプロジェクト

  • スパイクスアジア2021 ヘルスケア部門 ショートリスト受賞
  • PRアワードアジア2020 ヘルスケア部門 ゴールド受賞
  • コーズリレーティッド・パブリックアウェアネス部門 シルバー受賞
  • PRアワードグランプリ2020 シルバー受賞
ふれられなかったにんげんもよう展- Light for Psoriasis –

「乾癬は感染しない!」疾患への誤解に一石を投じる、患者さんとの共創プロジェクト!

  • PRアワードアジア2019 ヘルスケア部門 ゴールド受賞
  • パブリック・エデュケーション部門 シルバー受賞
  • スパイクスアジア2019 ヘルスケア部門 シルバー受賞
  • NEWYORK FESTIVALS ADVERTISING
    AWARDS2019 POSITIVE WORLD IMPACT部門 ショートリスト受賞
「心臓病の子どもたちの“初めての運動会” ~Challenging Heart Day~」
  • PRアワードグランプリ2016 シルバー受賞
「日本人三大死因の心臓病に地元食材で美味しく挑む!産官学で地域の健康課題に取り組む
『ご当地ハートレシピ』プロジェクト」
  • PRアワードグランプリ2015 ソーシャル・コミュニケーション部門 優秀賞受賞
「オノマトペラボ」「痛みのオノマトペ」産学共同プロジェクト

「ピリピリ! ジンジン! チクチク! 見えない痛みどう伝える?
『オノマトペラボ』『痛みのオノマトペ』で医療現場におけるコミュニケーション課題を解決

  • カンヌライオンズ2015 ヘルスケア部門 ショートリスト受賞
  • スパイクスアジア2015 ヘルスケア部門 シルバー受賞
  • PRアワードグランプリ2014 グランプリ受賞
「海上自衛隊の無料配信 携帯“敬礼アプリ”SALUTE TRAINE」
  • カンヌライオンズ2011 PR部門 シルバー受賞
  • スパイクスアジア2011 PR部門 ブロンズ受賞
  • D&AD賞2011 PR部門 イエローペンシル受賞

講座

  • 日本 PR 協会「PR プランナー講座」講師(2016年~継続中)
  • PhRMA「患者団体向けインフォメーション・セッション」講師(2019年)
  • 「17私立大学広報合宿」講師(2017年~2018年)

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