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コロナ禍のソーシャルリスニングから見えた社会潮流とは?!とあるウズ研・研究員の視点

2020.10.23広報担当

 


コロナ禍のソーシャルリスニングから見えた社会潮流とは?!とあるウズ研・研究員の視点


 オズマグループの社内インキュベーション組織「社会潮流研究所」(通称:ウズ研)では、社会の潮流からコミュニケーションの兆しを見定め、世の中のうねりへと変える志高いプロジェクトが進行しています。各プロジェクトを並走しながらサポートするなか、私自身も社会潮流を改めて見定める衝動に駆られ、SNSの投稿を分析するソーシャルリスニングツールを用いて、このコロナ禍における口コミ(Twitter)から見える生活者感情をリサーチしてみました。

 

「なんとなく」という抵抗感、そんな空気を感じた夏のはじまり

 今年の夏休みは、旅行に行くこともなく、お盆の帰省もせず基本的に自宅で過ごす日々・・・。私は埼玉県在住なのでGoToトラベルの対象であったにもかかわらず、遠出をすることに対して抵抗感がありました。世の中の大多数も、そのような“空気”になっていた気がします。そんな私でもここ最近は具体的な旅行計画や外食を抵抗なく検討しており、この感情はいつどう変わったのか、少し考えてみたいと思います。

 

陽性者数:厚生労働省PCR 検査陽性者数オープンデータ
ツイート:ブームリサーチ検索 対象メディア:Twitter10%サンプリング(件数は推定) 調査キーワード:「新型コロナ」期間:2020/7/1~10/15

 

 まずは、お盆休みに向けての旅行や帰省を計画する段階での私が感じた抵抗感の原因を探りました。グラフを見てみると、7月上~中旬の陽性者数に対して、「新型コロナ」を含んだツイート数は高い水準で推移しており、ここにギャップが生まれています。緊急事態宣言もあり56月から新規陽性者数は抑えられていましたが、Twitterでは依然として「新型コロナ」は多く投稿されている状況で、予断を許さない状況であることを生活者は感じ取っていたことが推察されます。私が覚えた抵抗感も振り返るとここにあったと考えます。実際に、陽性者数は7月以降上昇し、8月上旬にピークを迎え第二波到来と言われることとなります。その後は、陽性者数の減少に伴い、「新型コロナ」のツイート数も比例して減少傾向を見せています。

 

「空気」が変わった、その潮目は?

 それでは次に空気が変わった潮目を、コロナ収束に伴う需要喚起を促すGoToキャンペーンから考えてみます。キーワード「GoTo」を含むツイッター投稿を見ると、714日に感染拡大の懸念から「#GoToキャンペーンを中止してください」が拡散、トレンド入りし、その後GoToトラベルスタートの22日にもう一山あり、7月の投稿が全体の大半を占めています。

 

ブームリサーチ検索 対象メディア:Twitter10%サンプリング(件数は推定) 調査キーワード:「goto」 期間:2020/7/1~10/15

 

ブームリサーチ検索 対象メディア:Twitter10%サンプリング 調査キーワード:「goto」 投稿評判比 期間:2020/7/1~10/15

 

 しかし、ツイート内容の評判比を見てみると、7月は意外にもポジティブ評価・ネガティブ評価の 割合は少なく、8月に賛否それぞれの ツイート数が伸びを見せます。調査キーワード「goto」と同時に使用された形容詞は「良い」「難しい」 「怖い」「ほしい」など、実際にGoToトラベルがスタートし観光業の期待と混乱、参加者の楽しさと不安など、多くの感情が入り混じったことが考えられます。

 その後、9月、10月は「GoTo」に関するポジティブな投稿が急伸。調査キーワード「goto」と同時に使用された形容詞も「賢い」「安い」「羨ましい」「すごい」という旅行した人、したい人のポジティブな感情を表す言葉が上位に入るなど、陽性者数減少、「新型コロナ」ツイート投稿も下降するなか、人々の意識が変わってきたことが伺い知れます。特に10月の東京追加からはネガティブな投稿が極端に比率を下げるなど、withコロナの状況下で経済活動を復活させながら、新しい生活様式でいかに楽しむか、と生活者の意識が大きく変わったことが推察されます。

 今回は一部の側面からの推察ではありますが、生活者の感情の動きを見つけることが出来ました。今後も、「パブリックリレーションズ」を生業とする我々だからこそ、社会の潮流を読み取り、生活者から共感される本質的な価値を見つけ、ニューノーマルな時代に即した「新しいあたりまえ」を創り出していけるよう研究を深めていきたいと思います 。

 

 

【社会潮流研究所 研究員】

蜷川 昭文

これまで商品PRからコーポレートPR、CSR活動、専門家・団体対策まで多数のプロジェクトを手掛ける。
飲食品、外食チェーン、家電、玩具、生活商材から自動車、自動車部品メーカー、地方自治体、展覧会、ホテル、テーマパークや商業施設の開業から集客プロモーションまで幅広い領域の経験を持つオールラウンダー。
市民視点を大切に、共感を創り・育て・拡げ・繋げるパブリックリレーションズでクライアント・社会の課題解決を目指す。

PRSJ認定PRプランナー。

 

 

【リサーチ・データ分析】

ピーアールコンビナート株式会社 山元 航平

大学時代はビッグデータを活用したデータサイエンスを学び、Twitterネットワーク上での情報伝播について研究。
そのバックグラウンドを活かし、外食チェーンのマーケティングPRや商業施設のコミュニケーションをデータ×PRの視点で支援。
継続的かつ健全な関係のコミュニケーション設計により「ユーザーの行動変容データ」⇔「よりよいエクスペリエンスの提供」のループを完成させ、クライアントの事業拡大、ユーザーとのさらなる関係構築を目指す。

PRSJ認定准PRプランナー。ヤングカンヌ2020 PR部門 ショートリスト。

 


【問い合わせ先】
株式会社オズマピーアール 広報室
kouhou@ozma.co.jp

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