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あふれる医療・ヘルスケア情報のキュレーターとして

2013.12.27野村康史郎

ある日、母親と話をしていると「耳鳴りが治らない」と言います。原因を尋ねると、症状が出てかかりつけ医に相談したところ「経過を見ましょう」と言われ放置してしまった。それでも、なかなか治らないので、今度は専門医に診てもらうと簡単には治らない病気と診断され、何で直ぐに相談に来なかったのか、症状の改善には時間がかかると怒られた、と肩を落としながら教えてくれたのです。

この話を聞いて、近頃よくいただくご相談を思い出しました。「病気や症状を自覚していても受診しない患者さんの早期受診を促したい」。「適切な治療を受けてもらうために専門医での治療を勧めたい」。まさしく、こういうことだと。これらのお話は非常にシンプルなものですが、なかなか難しい課題です。仕事をもっている人は、「自分は大丈夫」、「未だ大丈夫」と忙しさの中で対応を後回しにしがちです。また、上記のケースと同様に自分の症状が専門医に相談するほどのものかと、逡巡してしまうこともあるでしょう。

しかし、超高齢化社会が進展し、将来的な医療費負担が懸念される日本において、これらの問題は非常に深刻です。多くの場合、症状が進展するほど治療は困難になり、通院・治療期間も長くなります。また、適切な治療を受けられず、治療に満足できないと、医療機関を何度も変更するドクターショッピングの問題も生じてきます。そういった積み重ねは、結局、医療費の増大へと繋がります。

そんな中、今求められているのが、信頼できる情報を収集してまとめ、新しい価値を持たせて共有する医療・ヘルスケア情報のキュレーターです。インターネットの普及で逆に溢れる医療情報を整理し、難しい医療の話題や専門家の声を翻訳して分かりやすく伝える。そんな医療従事者と患者さん架け橋になる存在が必要とされています。私たちもそんなコミュニケーションのスペシャリスト=医療・ヘルスケア情報のキュレーターとなれるよう、日々取り組んでいます。

その一環として始めたプロジェクトが、「オノマトペラボ」です。これは、なかなか言葉にして表現するのが難しい「痛み」と「症状」を、「ぴりぴり」「じんじん」「ずきずき」等、普段自然と使用している「オノマトペ(擬音・擬態語」をきっかけに自覚していただき、早期受診を促す他、医師との円滑なコミュニケーションも後押しする取り組みです。オズマピーアールは、長年のPR業務における視点に、薬剤師や理学療法士、MR等、医療の世界を理解したスタッフが参画し、その視点も加えています。そうすることで、生活者と医療情報者の双方向のコミュニケーションを提案しています。医療情報のコミュニケーションをご検討の際は、まずはお気軽に医療・ヘルスケアチームまでご相談ください。

 

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