
コラム
COLUMN
スマートフォンの爆発的な普及は、インターネット環境を携帯できる人口の増大を意味します。つまり、かつてはデスクトップPCなど定点からの受発信しか不可能であったネット情報がますます拡散し、重層化しつつあるのですネットの情報がユーザーに行動を促し、ユーザーの行動がネット情報を変容するという相乗効果がビジネスに大きな影響を与えようしています。
昨今ではオンラインとオフラインのボーダーにあるものは、情報と行動の差異であり、バーチャルとリアルの差異であるといえます。こうした状況下、マーケティング・プロモーションの分野においてO2O(Online to Offline)への注目が急速に高まってきています。
しかし、店舗へ誘客するような仕組みを持つO2Oプラットフォーム(SNSやO2Oサービス等)をプロモーションに活用しても、それが話題化・拡散せず、認知が高まらないために、オフラインに思うような効果をもたらせないケースが少なくありません。それは、O2Oという概念がオンラインを起点にした発想だからではないかと考えます。
弊社が地方自治体の県産品を首都圏の若い世代に向けてPRする事業をサポートした事例では、若い世代が集まるエリアにあるカフェやヘアサロン等とタイアップして、県産品を使ったオリジナルメニューを提供する期間限定プロモーションを実施しました。
一人でも多くのターゲットに店舗へ来店してもらい、オリジナルメニューのトライアルを促進するためには、いかにプロモーション自体を話題化させるかが重要でした。
そこで本事例では、”メディアも報道したくなる”かつ”来店客が店舗での体験をSNS上で共有したくなる”という視点でコンテンツを開発し、店舗演出として用意しました。
その結果、マスメディアでのパブリシティ獲得、そして来店客の体験がソーシャルメディア上で共有・情報拡散されたことで、来店客数が昨年同時期対比で約20%増加しました。
『O2Oビジネスグループ』では、広報・PRで培った客観的な視点で、オンラインとオフラインのそれぞれの空間で話題が行き来する、コンテンツの企画・開発と情報網の構築を支援し、O2Oの”2″の役割を担いながら、ユーザー(生活者)・顧客・プラットフォーマーに対して、全く新しいO2Oの可能性を提示していきます。
【参考リンク】
AdverTimes
O2Oビジネスに広報・PRの視点を——オズマPR、O2Oに特化の新部門を発足
ペイメントナビ
書籍「O2Oビジネスガイド」を発売
※「6章 Online to Offlineの流れとデータ活用」にて、弊社の『O2Oビジネスグループ』が掲載されています。
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