コラム

COLUMN

パーパスがあれば組織力は加速するのか? -PR会社が考える理念浸透の課題とドライブさせるためのコミュニケーション-

2021.01.18広報担当


パーパスがあれば組織力は加速するのか?

PR会社が考える理念浸透の課題とドライブさせるためのコミュニケーション-


 

 

 

経営理念で注目を集めるパーパス

 みなさんの会社では、どんな経営理念を掲げていますでしょうか?経営理念とは、一般的に、企業の経営や活動への基本的な考え方を示すもので、具体的には事業を行う判断基準や会社の目指す方向性などを表現しています。つまり、経営理念が社員に伝わることは、会社の一員として社員が何をすべきか理解している状態にあり、それが最終的には企業の生産性向上につながっていきます。だからこそ、多くの企業がミッション・ビジョン・バリューなどで経営理念を明文化してきました。

 企業を取り巻く環境に目を向けると、SDGsESGという概念が広まってきています。CO2排出量の削減やサステナブルな商品生産などが重視されるようになり、ステークホルダーの犠牲の上に成り立つビジネスが通用しなくなりつつあります。企業のあらゆる活動に社会的責任を持つことが求められ、経営理念にも社会的意義を掲げることが重要になってきました。

 このような時代背景もあり、近年では、社会的意義を含む経営理念として、パーパスに注目が集まっています。パーパスは「なぜ私たちが存在しているのか」という存在価値を表し、以下の図のように「自分や組織の価値」と「社会的意義」が重なった部分に見いだすことができます。言い換えれば、パーパスは「社会に何をもたらす存在なのか」といった社会とのつながりを打ち出すことであり、ステークホルダーと良好な関係を築いていくパブリック・リレーションズの考え方と非常に共通点が多いと当社では捉えています。

 

《パーパス 構成要素》

 

パーパスを掲げた後に生まれる課題とは?

 パーパスは、企業の生産性を向上させることや、企業と社会が良好な関係を築きながら発展し合うことができる経営理念と言えます。しかし、現実的には、実際の企業を見てみると、経営理念の社内浸透が思うように進んでいない企業が多々見受けられます。パーパスに限らずですが、経営理念を策定することは、ゴールではなくスタートです。例えるなら、地図を開いて目指す目的地を決めた段階で、まだ具体的に一歩を歩み出していない状態です。

 これまでの企業によくある話として、経営理念をせっかく策定したものの、それが社内に浸透・定着せずにうやむやになりやすく、最終的にはただの形式的な文言に過ぎなくなってしまうことがよくありました。本来ならば経営理念を策定した後には、社員が経営理念に理解・共感してもらい、そして行動に移してもらうための働きかけも大切なはずです。企業のコミュニケーション課題に向き合ってきた当社としては、パーパス策定後のコミュニケーションも重要視しているため、「パーパスがあれば組織力は加速するのか?」という質問には、“No”だと考えています。

 

 

理念浸透をどうドライブさせる?

 経営理念が定着しない原因の一つに、「自分の価値観と違う」「事業や部署の考え方に腹落ちしていない」など、社員が自分ゴト化できないことが往々にして挙げられます。このような課題を解決するために、当社では、自分・組織の価値や社会的意義を含み、企業全体に設定するパーパスの考え方を応用し、事業を推進するチーム単位にブレイクダウンさせた「チームパーパス」を提案しています。

 「チームパーパス」策定後には、コミュニケーション領域に特化してきたPR会社としての知見を活かし、社内での理解促進から行動変容までデザインし、さらに社外への情報発信も含め、一気通貫した事業やコミュニケーション活動の展開をサポートしていきます。

《チームパーパス・コミュニケーション プロセス》

 

 「組織の存在意義が分かりづらい」「経営理念が定着しない」といった課題でお困りの方がいらっしゃいましたら、チームパーパス・コミュニケーションに関するクレデンシャルをご用意しておりますので、ぜひ下記メールアドレスからお尋ねください。


【問い合わせ先】
株式会社オズマピーアール コーポレートコミュニケーション部
担当:清水・近江
E-mail: corp_com@ozma.co.jp

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連コラム

(1)ルール形成で新たな市場の牽引役となる【後編】“誰も食べたことのない食品”の市場をつくる——培養肉におけるルール形成の道筋

2021.10.08

(1)ルール形成で新たな市場の牽引役となる【後編】“誰も食べたことのない食品”の市場をつくる——培養肉におけるルール形成の道筋

オズマピーアールは2020年6月より、多摩大学ルール形成戦略研究所と業務提携し、ルール形成市場のさらなる拡大と深化に向けて活動を進めています。社会構造の変容が急激に進み、それに伴うルール形成があらゆる分野で課題となっている今、新たな市場を作るためのパブリックアフェアーズへの関心はますます高まっています。第2回は、多摩大学ルール形成戦略研究所客員研究員の吉富愛望アビガイルさんをお招きしました。ルール形成戦略研究所が主催する細胞農業研究会で広報委員長を務める吉富さんと弊社五十嵐が、新しい市場づくりとルール形成について語り合います。

2021.10.08広報担当
(1)ルール形成で新たな市場の牽引役となる【前編】“誰も食べたことのない食品”の市場をつくる——培養肉におけるルール形成の道筋

2021.10.01

(1)ルール形成で新たな市場の牽引役となる【前編】“誰も食べたことのない食品”の市場をつくる——培養肉におけるルール形成の道筋

環境、人権、ジェンダーなど取り組むべき社会課題が山積する中で、ポリシーセクターやソーシャルセクターといった非市場領域と連携し、社会課題解決力を内包したビジネスモデルへの変革を提唱するソリューション「ルール形成」が今、注目されています。私たちオズマピーアールでも、パブリックアフェアーズ(PA)を担当する専門チームを立ち上げ、PAとPRを掛け合わせた「ルール形成コミュニケーション」の提供を開始しています。今回、経営におけるルール形成の必要性をより多くの方にお伝えしようと、弊社PAチームのメンバーがホストとなり、ルール形成の最前線で活躍されている方々をゲストに迎えた対談コラムを複数回に渡ってお届けします。第2回は吉富愛望アビガイルさんをお招きしました。多摩大学ルール形成戦略研究所が創設した細胞農業研究会で広報委員長を務める吉富さんと弊社五十嵐が、新しい市場づくりとルール形成について語り合います。

2021.10.01広報担当
【開催レポート】 第4回SDGsコミュニケーションサロン 廃材からブランドを創る! アップサイクルを成功させる3つのポイント ~瀬戸内造船家具の事例から~

2021.09.27

【開催レポート】 第4回SDGsコミュニケーションサロン 廃材からブランドを創る! アップサイクルを成功させる3つのポイント ~瀬戸内造船家具の事例から~

“SDGsコミュニケーション”の在り方を共に考え、刺激しあい、発展しあうことを目指して様々な人・情報が交流するコミュニティ 「SDGsコミュニケーションサロン」。4回目のセミナーは、「瀬戸内造船家具」プロデューサー・一ノ瀬寿人(弊社所属)が浅川造船株式会社 村上賢司様をゲストにお迎えし、オンラインにて開催しました(2021年9月8日)。

2021.09.27広報担当
コミュニケーション活動に“社会的意義”を取り込む

2021.09.10

コミュニケーション活動に“社会的意義”を取り込む

昨今、SDGsやESGという言葉を日常的に聞くようになってきました。サステナブル(持続可能)な事業活動や貢献を行う企業・組織・団体へのメディアからの注目も高まり、雑誌や新聞のみならずTVでも「SDGsウィ-ク/SDGsキャンペーン」などの企画を目にします。このような環境の中で企業・団体・組織のコミュニケーション活動を行っていく時、私たちが問わなければならないことは“社会的意義”です。

2021.09.10広報担当
(1)今、求められるルール形成戦略【後編】國分俊史氏(多摩大学ルール形成戦略研究所 所長)

2021.09.03

(1)今、求められるルール形成戦略【後編】國分俊史氏(多摩大学ルール形成戦略研究所 所長)

オズマピーアールは2020年6月より、多摩大学ルール形成戦略研究所と業務提携し、ルール形成市場のさらなる拡大と深化に向けて活動を進めています。パブリックリレーション、そして経営戦略を考えるうえで、近年特に注目されている「ルール形成」というキーワード。これからの経営にどう取り入れていくべきなのでしょうか。多摩大学ルール形成戦略研究所所長の國分俊史氏が、社会課題解決と経済安全保障のふたつの軸で読み解きます。

2021.09.03広報担当
【開催レポート】 第3回SDGsコミュニケーションサロン 「今注目される持続可能な海洋経済(ブルーエコノミー)の実現 『サンゴ礁』減少危機から見る企業のリスクとチャンスとは」

2021.09.03

【開催レポート】 第3回SDGsコミュニケーションサロン 「今注目される持続可能な海洋経済(ブルーエコノミー)の実現 『サンゴ礁』減少危機から見る企業のリスクとチャンスとは」

「世の中に新しい『問い』をたてることで、未来をより良い方向に導く」というミッションのもと、企業・団体のコミュニケーション活動を支援するオズマピーアールグループが運営する「SDGsコミュニケーションサロン」。2021年8月5日、第3回目のセミナーはWWF ジャパン サンゴ礁保護研究センター長 小林俊介様、株式会社イノカ 代表取締役CEO 高倉葉太様のお二人をゲストに、また合同会社カルチャークリエイティブ 代表取締役 牛山翔太様をモデレーターにお迎えしオンラインにて開催しました。テーマは6月開催のG7サミットでも採択された「ブルーエコノミー」。 海洋環境に配慮した持続可能な経済の実現は、”海”に関連する企業はもちろん、島国である日本の企業にとってもきわめて重要なテーマとなります。

2021.09.03広報担当
(1)今、求められるルール形成戦略【前編】國分俊史氏(多摩大学ルール形成戦略研究所 所長)

2021.08.27

(1)今、求められるルール形成戦略【前編】國分俊史氏(多摩大学ルール形成戦略研究所 所長)

環境、人権、ジェンダーなど取り組むべき社会課題が山積する中で、ポリシーセクターやソーシャルセクターといった非市場領域と連携し、社会課題解決力を内包したビジネスモデルへの変革を提唱するソリューション「ルール形成」が今、注目されています。 今回、経営におけるルール形成の必要性をより多くの方にお伝えしようと、弊社PAチームのメンバーがホストとなり、ルール形成の最前線で活躍されている方々をゲストに迎えた対談コラムを複数回に渡ってお届けします。1回目は多摩大学ルール形成戦略研究所の國分俊史所長と弊社井上が「ルール形成戦略」について語り合います。

2021.08.27広報担当
コロナ禍での社内コミュニケーションのあるべき姿

2021.07.02

コロナ禍での社内コミュニケーションのあるべき姿

今まさに、企業にて広報のご担当をされている方々は、BtoC企業、BtoB企業問わず、大変悩んでいるかと思います。世の中はいまや、企業のPurposeやVision策定が当たり前になりつつある中、ゼロから作らなきゃいけないという場合もあれば、作ったまではいいけれど、在宅勤務優先の環境下で社内浸透に悩んでいる場合もあるかと思います。また、広報部・広報室が船出したばかりだけど、コロナ禍の在宅勤務優先で社内コミュニケーション・社外コミュニケーションがとにかくやりづらいなど、思い当たること少しはありませんでしょうか?

2021.07.02広報担当
“フィルターバブル”の視点で考える現代の生活者の情報接触態度の考察

2021.06.28

“フィルターバブル”の視点で考える現代の生活者の情報接触態度の考察

私はコロナ禍でSNSでの誹謗中傷を始めとした様々な痛ましいニュースや人々の生活に戸惑いを与えるフェイクニュースを見るたびに、生活者の情報接触態度に問題意識を抱き始めました。本コラムでは現代の情報環境における情報収集上の課題と、生活者にとっての新たな情報接触態度の必要性を考察します。

2021.06.28広報担当

一覧を見る

メンバーインタビュー
MEMBER INTERVIEW

詳しくはこちら

メンバーインタビュー
“メンバーインタビュー“
メールでのお問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム

案件のご相談・お見積り・資料請求・危機発生時・
その他(協業のご相談、情報提供のご依頼など)はこちら

危機管理業務のお問い合わせはこちら

03-4531-0220 03-4531-0220

メールでのお問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム

案件のご相談・お見積り・資料請求・危機発生時・
その他(協業のご相談、情報提供のご依頼など)
はこちら

危機管理業務のお問い合わせはこちら

03-4531-0220 03-4531-0220