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オズマピーアール 訪日Inboundと産品Outboundを統合し循環させる「X-Bound」戦略*から 体験によるストーリー構築型消費行動モデル「ExDCATS」を新たに提唱

株式会社オズマピーアール(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中尾 敏弘、以下、オズマピーアール)は、InboundとOutboundを統合した「X-Bound*」(クロスバウンド)という考え方により、体験によるストーリー構築型の消費行動モデルとして、「ExDCATS*」(エクスディーキャッツ)を新たに提唱し、これらに基づいたコンサルティングサービスを提供してまいります。
*「X-Bound」「ExDCATS」はオズマピーアールにて商標登録出願中

官公庁や自治体等の観光Inbound施策は、以前より積極的に行われてきましたが、コロナ禍が治まった現在、政府が定めた「新しい資本主義」でもInboundの拡大が挙げられるなど、今後の利益機会として改めて注目されています。一方、農林水産物・食品を他の国や地域に販売する産品Outboundも2030年までに5兆円という目標が掲げられ、各自治体や事業者の取り組みが本格化しています。しかしながら、官民ともにInbound施策とOutbound施策とは切り離されて実施されてきたことが多く、当社はこの両者の分断は日本ブランド全体の海外発信において大きな機会損失であるという問題意識を持っていました。日本政府としても経済産業省などからInboundとOutboundの循環を生み出していくことが今後求められている方向として示されており、注力していくべき課題となっています。 

Inboundの訪日客が滞在中に日本産品のファンになり、帰国後も継続的に日本産品を喫食・購買することがあります。一方、自国で日本からのOutbound産品に触れることが、訪日の動機となることもあります。当社では、このようなInbound とOutbound、相互で起こりうる効果を偶然性に頼るのではなく、意図的に設計し循環させる考え方を「X-Bound(クロスバウンド)」として定義。Inbound、Outboundいずれのコミュニケーション施策を策定する際でも、双方が中長期的に循環する戦略設計を行ってきました。

当社の「X-Bound」戦略の経験値を体系化したものが、今回新たに提唱する「ExDCATS(エクスディーキャッツ)」という消費行動モデルです。

旅行関連業界では官公庁などでDCATSという考え方が使用されていますが、これにExperienceを加え、生活者が旅行やそれに伴う消費活動を行う際には、Experience (体験する)→Dream(夢見る)→Consider(検討する)→Activate(予約する)→Travel(旅行する)→Share(共有する)としたものが「ExDCATS」モデルです。これは、生活者が旅行などの行動を行う際には、地域産品の飲食や、地域の工芸品・美術品・祭事等を地域以外の場所で鑑賞する体験(Experience)が起点となり、その体験が生活者に物語構造(Story)を知覚させ、その後のDream → Consider →Activate → Travel → Shareという行動が有効に促されるという考え方です。当社と早稲田大学マーケティング・コミュニケーション研究所との産学連携研究では、その仮説の一部を実証することに成功いたしました。

研究では、相手の価値観や関心にあわせた体験(Experience)と物語化を通じた来訪動機形成が、異なる文化間でも有効であると実証できたことから、当社では「ExDCATS」モデルは国境に限らず、多様化する価値観や文化の“境”を越える、越境ブランディングを可能にする消費行動モデルになりうると考えております。当社が提供する「ExDCATS」モデルに基づいたコンサルティングサービスは、Inbound、Outbound領域はもちろん、国内地域間のヒト・モノ・コトの循環にも資する、汎用性の高いサービスとして幅広いニーズに応えてまいります。

■株式会社オズマピーアール(OZMA Inc.)

2023年10月に創業60周年を迎えた総合PR会社。国内、海外の企業、政府関係機関、公的団体などのクライアントに企画立案から実施まで、総合的な広報(パブリックリレーションズ)サービスを提供。「世の中に新しい『問い』を立て、新しい『あたりまえ』を創る」ことをミッション&ビジョンに掲げ、「社会デザイン発想®」をもって企業と社会の課題を解決する“最適解”を共創していく。
*「社会デザイン発想®」は、株式会社オズマピーアールの登録商標です(登録番号第6697077号)

■早稲田大学マーケティング・コミュニケーション研究所

早稲田大学総合研究機構内のプロジェクト研究所のひとつとして、ビジネスの諸問題に対してマーケ ティングの視点から考察を試み、社会的な価値の創出と普及を促進させることを目的として活動して いる。2004年に設立されてから現在に至るまで、マーケティングに関連する産学共同研究を多数実施している。

■早稲田大学マーケティング・コミュニケーション研究所との産学連携研究について

【本件に関するお問い合わせ】
株式会社オズマピーアール 担当:馮(ひょう)、谷澤、榑林
TEL: 03-4531-0245  Mail:global_partner@ozma.co.jp

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