
事例
CASE STUDY
宮崎県の北部にある、人口4,000人弱の日之影町。この町を照らす魅力をぎゅっと集めたカレンダーを、『雛形』編集部で制作しました。
オズマピーアールでは、2015年より日之影町のタウンプロモーションに携わっています。さまざまなかたちで町と深く関わらせてもらう中で、『雛形』は、山形県を拠点に活動するクリエイティブ・チーム〈akaoni〉とチームを組み、定期的に町に通いながら、町の魅力を掘り起こしてきました。
https://www.hinagata-mag.com/feature/hinokage
町の旗印となるロゴマークやコピー、移り住んできた人のインタビュー、イベント、フリーマガジン…切り口を変えながら日之影町に息づく“たからもの”と出会い、記録したことを発信しています。
2017年からは、「おかげさまで日之影新聞」を発行。日之影町に暮らす人々にまとう穏やかな空気、でっかい自然、町の小さな出来事、受け継いでいる行事、難解でかわいい方言、地元産の自慢の一品……これまで取材チームが出会ってきた日之影町の“日常の魅力”。小さな町の中でなんてことなく起きている、とっておきの日常を、毎号テーマを変えてお伝えしています。
現在8号まで発行してきましたが、これまでたくさんの方々にご協力いただきました。町の人の生き生きとした表情、ワイルドな自然、新鮮な食材、受け継がれる手仕事……ここに掲載しきれなかった写真もどっさりあるんです。
今回の「おかげさまで日之影カレンダー」は、新聞の取材で撮りためてきた写真を改めて見直し、再編集して制作しました。カレンダーの表紙をめくると、町の人々の写真がびっしり!小さな町だからこそ、これまで取材チームが会ってきた、ここで暮らし働くさまざまな世代の“顔”が見えることを大切に構成しています。
12ヶ月、それぞれにテーマを決めて、「藁細工」、「竹細工」、「お茶畑」、「お母さんたちのご馳走」、「旬な食材」、「子どもたちの夏休み」、「商店街」などなど、1年を通じて町に流れる季節の移ろいを表現しました。
縦長の使用は“掛け軸”のようなイメージで、5枚の写真をなるべく大きく鮮やかに見せられるよう工夫。右側に配置したロゴマークは、2015年度に制作したもので、同時に制作した「おかげさまで、日之影。」というキャッチコピーをもとに、月ごとにアレンジした言葉も加えてより具体的に情景が浮かぶようにしています。何気ない日常の中で、たくさんの“おかげさまで、”が生まれる日之影に似合うコピーになっています。
さまざまなコミュニケーションが育まれるツールになるようにと制作したカレンダー。地域の魅力を外の人に伝えるきっかけになったり、町に暮らす人々やこの土地を誇る記録として。そして故郷を思い起こすイメージとして、今の日之影の姿をおさめました。
いつもお世話になっている宿の玄関に、温泉の広間に、道の駅のレジに、そして町に暮らす人々の日常にぱっとあかりが灯すようなものになるように。そして、どこかでカレンダーを手にしたり、目にした人が、日之影町の魅力に出会うことを願っています。
これからも「おかげさまで日之影新聞」は続きますので、ぜひお楽しみにしていてください!
「おかげさまで日之影カレンダー2019」(非売品)
発行:日之影町(〒882-0402 宮崎県西臼杵郡日之影町大字岩井川3398番地)☎0982-87-3900(代表)
企画:株式会社オズマピーアール
アートディレクション&デザイン&写真:小板橋基希(akaoni)
コピー:空豆みきお(akaoni)
編集:菅原良美(雛形編集部)
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