このページでわかること
「PRとは何か」「これからのPRに求められること」「PR会社には何を依頼できるのか」——企業の広報・マーケティング担当者が抱くこれらの疑問に、本ページでは体系的にお答えします。PR(パブリックリレーションズ)とは、ステークホルダーや社会と双方向のコミュニケーションを通じて信頼関係を築く活動です。本ページでは、その定義と歴史、社会的ニーズが高まる背景、企業広報から危機管理広報、マーケティングPRまでの主要領域を整理し、オズマピーアールが掲げる「社会デザイン発想®」の考え方もあわせて紹介します。PR活動の検討や、PR会社への相談を考える際の出発点としてお役立てください。
PRとはステークホルダーや社会と
良好な関係を築く
コミュニケーション活動
「PR」と聞くと、「自己PR」といった言葉を思い浮かべ、何かを一方的にアピールすることと同義のイメージを抱かれ、「広告・宣伝」活動の一部と捉えられることもあります。また、「PR」とは「パブリシティ活動」である、すなわち、マスメディアへ情報を届け、番組や記事として取り上げていただくことを提案する活動と捉えられることもあります。もちろん、パブリシティ活動はPRの重要で効果的な手法のひとつでありますが、PRの全てではありません。
「PR」は、企業や団体が、生活者をはじめとするステークホルダーや社会と双方向のコミュニケーションを構築し、良好な関係を築くことを目的とした活動です。
公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会は倫理綱領に、「パブリックリレーションズは、ステークホルダーおよび社会との間で健全な価値観を形成し、継続的に信頼関係を築くための活動である。その中心となるものは、相互理解と合意形成、信頼関係を深めるためのコミュニケーションである」と定めています。
PR(パブリックリレーションズ)
の始まりと発展は?
1890年代、アメリカでは新聞がマスメディアとして大衆に大きな影響を与えるようになりました。そこで企業や資本家の最重要課題になったのが、大衆の理解を得ることや、利害関係者(ステークホルダー)と信頼関係を築くこと。そのためにはメディアと向き合う必要があり、双方向のコミュニケーションをマネジメントする手法(PR=パブリックリレーションズ)とともに実践できる理論とプロフェッショナルが求められました。
その後、世界大戦や世界大恐慌など社会的混乱が起こったことから、政治を行うために国民との合意形成や相互理解の必要性が高まり、PRの技術はさらに発達。第二次世界大戦時にはプロパガンダとして変容した側面もあるものの、相互に利益をもたらす双方向のコミュニケーションとして発展を遂げました。
日本には戦後GHQによってもたらされ、「PR課」「広報広聴課」が行政関係機関に設置されました。それらが次第に「広報」という言葉にまとめられていきました。
プロパガンダ(Propaganda)とは
主に政治利用に用いられる一方通行のコミュニケーション。1627年にローマ・カトリック教会に設けられた外国へ派遣する宣教師の訓練や監督を行うための枢密卿委員会(Congregatio de Propaganda Fide)に由来。教義や主義を国民に強要するという否定的なニュアンスの意味でとらえられることが多い。
なぜ今、
PRへのニーズが高まっている?
グローバル市場の地殻変動や大規模自然災害、感染症の世界的流行、国際紛争の勃発など、社会が大きく変わるような出来事がたびたび起きる時代になりました。AIをはじめ日々進歩するテクノロジーも続々誕生していき、世の中が激しく変化しています。
こうした環境の変化に伴い、生活者のニーズ、価値観、ライフスタイルも大きく変わりつつあります。企業はこれらの変化に対応せざるを得ません。世界的な社会変動や市場の成熟を背景に、状況に応じた新しい答え(最適解)をその都度見つけ出すことが求められる時代になっています。
「ESG(環境・社会・ガバナンス)」の意識が世界的に高揚し普及する中、世界各国の中央政府、自治体、NGO/NPO、市民、そして企業が社会課題に取り組んでいます。特に企業の場合、社会に貢献する姿勢を示さなければ、株主や投資家をはじめとするステークホルダーからの評価が損なわれてしまう時代となりました。同時に生活者の中でも、社会課題に対する企業の取り組みへの関心が高まってきています。事業の成長に加えて、企業として社会課題に取り組むことも本格的に求められるようになっています。
これからのPRに求められることは?
企業が社会の一員としての行動を求められるなか、PRにおいて重要なのは、従来の企業やブランドの優位性を伝えることから、「どのような社会を目指す」=「価値を提供する」企業・ブランドであるのか社会的な存在意義を伝えることになってきました。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| これまで | ブランドの「優位性を生活者に伝える」/ブランド起点の機能・特徴 |
| これから | ブランドの「社会的意義」を伝える/生活者・社会起点でどんな社会を目指すか |
これまで
ブランドの「優位性を生活者に伝える」
ブランド起点の機能・特徴
これから
ブランドの「社会的意義」を伝える
生活者・社会起点でどんな社会を目指すか
PRにはどのような領域がある?
PRは目的や対象に応じて、さまざまな領域に分かれます。当社に企業・団体から相談の多い代表的な領域を整理すると、次のとおりです。自社の課題がどの領域に当てはまるかを把握する手がかりとしてご活用ください。
| 領域 | 内容(何をするか) |
|---|---|
| 企業広報(コーポレートPR) | 企業広報(コーポレートPR)とは、企業の理念や存在意義、事業戦略を社会や多様なステークホルダーに伝え、信頼や共感を醸成するためのコミュニケーション活動です。企業そのものへの理解や評価(レピュテーション)を高め、中長期的な企業価値の向上を支える役割を担います。 主な活動内容は以下のとおりです。
オズマピーアールでは、 企業の存在意義(パーパス)を起点に、戦略策定から経営トップの発信設計、インターナルコミュニケーションまで、コーポレートPRを一貫して支援しています。 企業広報の詳細はこちら |
| 危機管理広報(クライシスコミュニケーション) | 危機管理広報とは、企業・団体において危機事態(クライシス)に対応する広報活動全般を指します。平時から広報体制を整える「リスクマネジメント」と、発生した事案の被害を最小限にとどめる「クライシスマネジメント」の両方を含みます。 平時の備え(リスクマネジメント):
有事の対応(クライシスマネジメント):
オズマピーアールでは、 平時のリスク洗い出し・メディアトレーニングから、有事の記者会見運営・報道モニタリングまで、危機管理広報を一貫して支援しています。どの段階からでもご相談いただけます。 危機管理広報の詳細はこちら |
| マーケティングPR | マーケティングPRとは、PR発想をコアにしたマーケティングコミュニケーションです。生活者や社会のトレンド・潮流を捉え、商品やサービスの社会的価値を高めて、新たな市場形成や売上拡大に寄与します。 一過性の話題づくりにとどまらず、持続的な成長をもたらすマーケティング活動を支える点が特徴です。 主な活動内容は以下のとおりです。
オズマピーアールでは、 社会潮流と生活者インサイトを起点にしたPRストーリー設計から、情報流通構造の構築・実行まで、マーケティングPRをトータルに支援しています。 マーケティングPRの詳細はこちら |
| 統合コミュニケーション | 統合コミュニケーションとは、PR発想をコアに、広告・デジタル・イベント・コンテンツ制作など複数のチャネルを横断してキャンペーンを設計するコミュニケーション活動です。 社会の潮流から企業・ブランドの打ち出し方をストーリー化し、どこを起点に発信し議論を起こすかという情報流通構造まで設計します。生活者を一方的な情報の受け手ではなく"ステークホルダー"として捉える点が特徴です。 主なアプローチは以下のとおりです。
オズマピーアールでは、 PR発想を起点に、広告・デジタル・イベントなど複数チャネルを横断し、社会に議論や共感を生む統合コミュニケーションを設計・実行しています。 統合コミュニケーションの詳細はこちら |
| ヘルスケアコミュニケーション | ヘルスケアコミュニケーション(ヘルスケアPR)とは、PRの発想で医療・ヘルスケア領域の課題を解決するコミュニケーション活動です。 高齢化や健康寿命の延伸が重視される現代では、医療技術や科学の進歩だけでは解決できない課題が数多く存在します。患者さんやそのご家族、医療従事者など多様な立場に寄り添いながら、健康に関わるあらゆるプロセスで課題解決を図ります。 対象となるプロセスの例:
疾患啓発の重要性 医療は薬機法などの規制がある中、病気の正しい理解を促す「疾患啓発」が重要な役割を担います。 疾患啓発とは、症状や予防・受診の必要性などを社会に広く伝え、早期発見・早期治療やより良い医療情報環境づくりにつなげる活動です。 オズマピーアールでは、 疾患啓発活動の企画から、メディアリレーション、患者団体・医療従事者との連携、ヘルスケア企業のコーポレートコミュニケーション、リスクマネジメントまで、ヘルスケアPRの専門チームが一貫して支援しています。 ヘルスケアコミュニケーション(患者団体との共創)の詳細はこちら ヘルスケアコミュニケーション(疾患啓発)の詳細はこちら |
| パブリックアフェアーズ(PA) | パブリックアフェアーズ(PA)とは、企業や団体が社会課題を起点に、事業課題の解決のためにルールの形成・変更を目指して、幅広いステークホルダーに働きかけるコミュニケーション活動です。 ここでいう「ルール」には、以下のようなものが含まれます。 【強制力のあるルール】
【強制力はないが、事実上のルール】
PAの特徴は、政治家や官僚など政策立案者への直接的な働きかけにとどまらない点にあります。生活者やメディア、NGO、アカデミアなど多様なステークホルダーと連携し、世論形成を通じて政策立案者に声を届けます。 他にもルール発想で新習慣を作り出すことで、コモディティ化している商材のリブランディングに貢献もできます。 オズマピーアールでは、社会課題を起点としたルール形成・政策提言に関わるコミュニケーションを支援しています。 パブリックアフェアーズの詳細はこちら |
参考 パブリシティ活動について
パブリシティ活動とは新聞、雑誌、テレビ、ラジオなどの報道機関に対して、企業などが事業や商品情報などのニュース素材を提供し、広く一般に報道してもらうための活動です。
パブリシティ活動の流れ
パブリシティ活動と広告の違い
| 主な手法 | 表現 | 露出時期 | 掲載費用 | 主な効果 | |
|---|---|---|---|---|---|
| パブリシティ活動 | プレスリリースの発信や、記者発表会など取材をされて記事や番組になる | メディアが編集 コントロール不可 |
メディアの判断で決定されるので原則コントロール不可 | 無料 | レピュテーション向上 |
| 広告 | メディアが販売する広告枠を購入して広告を投下・展開 | 企業が発信したい情報のみをコントロール可能 | 企業が発信したい時期に露出可能 | 有料 | 知名度の向上 ブランドの醸成 |
オズマピーアールの
提供価値とは?
株式会社オズマピーアールは、1963年創業のPR専門会社です。企業広報・危機管理広報・マーケティングPR・統合コミュニケーション・ヘルスケアコミュニケーション・パブリックアフェアーズなどの領域を中心に、企業・団体・自治体のPR活動を支援しています。
海外・国内で130以上のアワードを受賞しており(2026年9月現在)、食品・飲料、医療・ヘルスケア、日用品・消耗品、IT・テクノロジー、金融など幅広い業種で、企業広報からマーケティングPR、危機管理広報まで多様な領域の支援実績があります。
独自メソッド
「社会デザイン発想®」
オズマピーアールの特徴は、独自メソッド「社会デザイン発想®」を核にしたPR設計です。社会潮流を読み解き、世の中に「問い」を立て、ステークホルダーと共創しながら企業・団体・組織の「ブランド価値」と「社会的価値」の両立を目指します。単なる情報発信にとどまらず、企業が社会の中で果たす役割を起点にコミュニケーションを設計することで、一過性の露出にとどまらない、持続的な信頼構築と事業成長につなげていく。これがオズマピーアールのPRに対する基本的な考えです。
実績
オズマピーアールは、海外・国内で130以上のアワードを受賞しています(2026年9月現在)。
業種別サービスメニュー
- 医療・ヘルスケア
- 外食産業
- 家電
- 商業施設・ホテル・不動産
- エンターテイメント
- スポーツ&ウェルネス
- 大学・教育機関
- B to B 企業
- 団体・非営利組織
- 食品・飲料
- 日用品・消費財
- オートモーティブ
- IT・テクノロジー・通信
- コスメ・ファッション
- 金融・保険
- ツーリズム・レジャー施設
- 官公庁・自治体
よくあるご質問(FAQ)
Q. PRとは何の略ですか?
Q. PRの日本での定義は?
Q. PRと「広報」の関係は?
Q. パブリシティ活動とは何ですか?
Q. PR会社に依頼する費用はどのくらいですか?
Q. 広報は何から始めればよいですか?
Q. PR会社の選び方・比較のポイントは?
Q. オズマピーアールの特徴は何ですか?
ご相談から支援開始までの流れ
オズマピーアールでは、まずお客様の課題・目的を丁寧にヒアリングし、「社会デザイン発想®」に基づくコミュニケーション戦略を設計します。その上で、目的に応じたPR施策を企画・実行し、効果検証までを一貫して支援します。プロジェクトの規模や内容により、進め方は柔軟に調整いたします。
著者:オズマピーアール
最終更新日:2026年9月1日