社会潮流研究所について
社会潮流研究所は、ビジネスシーズの発掘から、調査研究、事業化までをワンストップで行う社内インキュベーション組織として2019年に設立されました。テクノロジーの進展や社会環境の変化にともない、組織のコミュニケーションニーズが多様化しております。そのような中で、社会潮流研究所は、従来のPRサービスにとらわれない、社会課題の解決を目指す新たなコミュニケーションサービス創造へのチャレンジを目的としております。
また、2020年より「社会潮流」をテーマにした調査研究もスタートさせました。世の中に渦巻く上辺の情報だけではなく、生活者の深層心理も対象として、時代の動きの正確な把握を目的とした調査研究を行っております。
社会潮流研究所は、社内インキュベーション組織として世の中に価値のあるサービスを構築し、調査研究を通して「社会潮流」の正確な把握、提供価値の向上に努めてまいります。
「社会潮流」の言葉に込められているのは
世の中のさまざまな動きの深層には人々の価値観や世の中の規範があります。その価値観や規範が変化することで今までの既成概念とは異なる「新たな問い」が生まれ、その問いを共有する人が増えていくことで「新しい当たり前」が形作られるものと当研究所は考えております。「社会潮流」とは、社会の深層に流れる人々の価値観や規範の連続的な変化を意味しており、この「社会潮流」を把握することで生活者を深く理解することができるという考えのもと社会潮流研究所を運営しております。
社会潮流研究所 所長 中尾 敏弘 (株式会社オズマピーアール 代表取締役社長)
PR会社としての「社会潮流」理解の必要性
昨今、生活者を取り巻く情報環境は急速に多様化し、コミュニケーションのあり方も一昔前の考えは通用しない時代となりました。オズマグループは、社会・生活者・企業、団体との良好な関係構築により課題を解決し、生活者の暮らしを豊かにするパブリック・リレーションズの専門家集団です。この「PR」を生業とするわれわれだからこそ、社会の潮流を読み取り、生活者から共感される本質的な価値を見つけることが必要不可欠となります。世の中に渦巻く上辺の情報ではなく、生活者の心の機微を感じ、時代の動きを見定め汲み取る。そこから新しい問い(「?」)が生まれ、この「?」を起点とした小さなウズは、仮説や検証を繰り返すことで、これまでの常識をうがち、多くの人を巻き込み、大きな“うねり”を創りだすことになることでしょう。
この想いを具現化する組織として立ち上げたのが、「社会潮流研究所(通称ウズ研)」です。私たち「社会潮流研究所」は、生活者の豊かな生活につながる新たな価値を提供できるよう、複雑に変化する社会課題に取り組み、ポジティブな変革を仕掛けてまいります。
実施プロジェクト
ナッジプロジェクト
PR会社初のナッジユニットを結成。オズマピーアール独自の社会デザインメソッドに学識者の知見を掛け合わせ、ナッジコミュニケーションのコンサルティングサービスやナッジの研修コンテンツを提供しています。
Mentaプロジェクト
Mentaは、社内における全ての人々(ステークホルダー)との良好な関係の構築というPR発想から生まれた従業員の幸福度を支えるサービスです。
変化を続ける新しい働き方の時代に働くすべての人が、仕事上のモヤモヤをコトバにすることで可視化し、互いにシェアしあうことで、“個人の課題を会社ゴト化”して、解決のキッカケを生み出していきます。
親⼦・逆授業参観プロジェクト
「さまざまな企業がSDGsに力を入れているが、普段の生活の中ではどこか他人事に感じる」という問題意識に基づいて、生活者が自分ゴト化でき、当たり前のようにSDGsに参加できる取り組みを行っております。ターゲットを「家庭」と「親⼦関係」に設定し、⼦どもの⽬線から親へ、⽣活者のSDGs意識の変容を促します。
瀬⼾内造船家具プロジェクト
瀬⼾内の古材アップサイクルで、あたらしい経済圏を作ることを⽬指します。新商品の企画製造、販売チャネルの開拓、 D2Cサイトの⽴ち上げ、愛媛・瀬⼾内エリアの連携と⼀連の流れを担い、造船古材の新しい活⽤⽅法を企画・展開します。