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「コロナ禍」でオンライン記者会見に切り替え進む

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、企業が実施する記者会見に変化が見られます。2020年4月に決算発表を行った企業の中に、オンラインで記者会見を開くといった動きがありました。登壇者が通常通り決算の概要を説明し記者からの質問に応じるという大きな流れは変わりませんが、発表を行った会場には全く記者を入れることなく、カメラの前で行ったのです。他にも、社長交代会見や謝罪会見をオンラインのみで実施した企業がありました。こうした流れは、新型コロナウイルスが収束するまで続くのかもしれません。

登壇者はカメラの前で話すことに慣れるためリハーサルを!

記者会見をオンラインに切り替える場合、どのような準備が必要でしょうか。まず、記者会見の様子をしっかり記者に届ける手段の確保です。IT企業では自前の設備で対応できるかもしれませんが、一般的には専門の配信業者に任せた方が安心です。

次に、登壇者の準備ですが、「カメラの前で話す」ことに慣れるということがあります。通常であれば、聴いている人の前で話すため、その反応から聞き手の理解度などを感じ取ることができますが、カメラの前ではメッセージがしっかり伝わっているのか、顔が見えないため手応えがありません。こうした不安を解消するために、実際の会見を想定したリハーサルを実施し、改善点を洗い出して本番を迎えましょう。

ほかにも、オンラインでは通常の記者会見と比べて発言が聞き取りづらいため、ゆっくり丁寧に話すことや、よりわかりやすく伝えるために、フリップやモニターを準備して目で見て理解を促す工夫が必要です。

オンライン取材への早急な対応が求められる

記者会見だけではなく、テレビのニュース番組を見ているとインタビューの取材活動も、オンライン化が進んでいると感じます。パソコン越しでのインタビューは、取材労力・コストの軽減につながるため、新型コロナウイルスの収束後も続くことが予想されます。

オンラインでの取材対応にも、ポイントがあります。回答者が記者とのコミュニケーションの中で想定外の話題まで話してしまう危険性が高いのです。通常の取材であれば同じ空間に広報担当者がいるため、間に入って仕切ることができますが、オンラインでは離れているため場をうまくコントロールできません。対処法としては、回答者にメディア対応の「話法」を徹底させることです。そのためには、リハーサルとしてメディアトレーニングの実施が有効です。 

オズマピーアールでは、オンライン記者会見の開催サポートを行っております。その際、メディアトレーニングもオンライン記者会見を想定し、カスタマイズして実施しております。また、メディアからのオンライン取材にご不安がある方に対しても、トレーニングを実施しております。ぜひご相談ください。

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