1. ホーム
  2. コラム
  3. 【開催レポート】 イシュー研究会 第1回『企業を取り巻く新しい社会課題~SDGsとビジネスの今後~』

【開催レポート】 イシュー研究会 第1回『企業を取り巻く新しい社会課題~SDGsとビジネスの今後~』

社会課題を起点としたルール形成(パブリックアフェアーズ)を提供するオズマピーアールパブリックアフェアーズチームは、「倫理や社会規範、世論等に基づく新しい社会課題(=イシュー)」のメカニズムを研究し、イシューが企業に引き起こすコンフリクトや新たなビジネスチャンスを可視化し、ソリューションについて共創する「イシュー研究会」を立ち上げました。

本研究会の初回として、株式会社オウルズコンサルティンググループ代表取締役CEO 羽生田慶介氏を講師に迎え、『企業を取り巻く新しい社会課題~SDGsとビジネスの今後~』のタイトルで2021年11月25日に開催いたしました。

羽生田氏の講演では、
・SDGsに代表されるイシュー(社会課題解決)は地球規模の課題への対応という観点だけでなく、地政学的な戦略上
 の観点から「競争軸を変える」ツールとしても欠かせない。
・イシューは日本企業にとってはますます勝算が低くなるグローバル競争におけるゲームチェンジの「福音」である。
・旧来型の指標(GDP等)では日本の順位は下落の一途だが、新たな「モノサシ」であるSDGs関連指標においては、
 日本はポテンシャルが高い。
・イシューはイノベーションの宝庫であり、自社 コモディティ商品・サービスにこそイシューの視点が欠かせない。
・日本では「環境」イシューに関心が偏重しがちだが、海外では「人権」イシューに対する関心が高まっている。
等、お話がありました。

当日参加された企業の方々からは
・日本企業とSDGs、2022年以降の新たなキーワード、日本-欧州とのギャップなど、イシュー研究にふさわしい内容だ
 った。
・環境エネルギーセクターとの渉外業務を行う中で、SDGsの捉え方、特に人権について大きな気づきがあった。
・社会全体のパブリックアフェアーズへの認識が低い中、このような会合が大変意義深い機会であった。
等の感想・コメントをいただきました。

今後も毎月1回のペースで継続的に開催いたします。

【イシュー研究会について】
イシュー研究会とは、「倫理や社会規範、世論等に基づく新しい社会課題(=イシュー)」のメカニズムを研究し、イシューが企業に引き起こすコンフリクトや新たなビジネスチャンスを可視化し、ソリューションについて共創するプロジェクトです。

●本研究会の機能:
①【研究機能】倫理や社会規範、世論等に基づくイシューのメカニズムの研究
②【共有機能】イシューが企業に引き起こすコンフリクトや新たに生み出すチャンスの可視化・共有
③【共創機能】イシューに基づくコンフリクトを解決するソリューションの共創

●構成メンバー:
【顧 問】株式会社オウルズコンサルティンググループ代表取締役CEO/多摩大学ルール形成戦略研究所副所長
     羽生田慶介氏
【研究員】継続的に参加できる企業を推奨。1回のみの参加も可
【事務局】オズマピーアール パブリックアフェアーズチーム

※他、イシューの専門家(企業担当者、有識者・NGO)ならびにルール形成に関係するステークホルダーを招聘予定

●本研究会で扱うテーマ:
①まだ争点化していないが、将来の企業活動に大きな影響を与えうるイシュー
②すでに企業活動に大きな影響を与えているイシュー

例)生命倫理、テクノロジー倫理(AI、バイオなど)、ビジネスと人権(強制労働、児童労働など)、地政学リスク(経済安全保障など)、ソーシャルメディアリスク(キャンセルカルチャーなど)、気候正義 等

【関連リンク】

倫理や社会規範、世論等に基づくイシューのメカニズムを研究し、 コンフリクトや新たなビジネスチャンスを可視化、ソリューション共創を目指す パブリックアフェアーズチーム、「イシュー研究会」を設立
https://ozma.co.jp/announcement/news-20211105/

「ルール形成コミュニケーション」サービスの本格提供スタート 社会課題を起点とした大義あるルール形成をワンストップで支援
https://ozma.co.jp/corporatecommunication/news-20210527/

同じカテゴリーのコラム

新着コラム

お問い合わせ

pagetop