1. ホーム
  2. 事例・アワード
  3. ピップエレキバン発売50周年特別企画『コリナイ・コレクション』
  • PR Awards Asia2023
  • ピップ株式会社

ピップエレキバン発売50周年特別企画『コリナイ・コレクション』

ブランドバリューの捉え直しと、インパクトあるアウトプットで、日本人の国民病「肩コリ」について向き合うプロジェクト

実施概要

ピップエレキバン発売50周年を記念し、性別や年齢、ライフスタイルを問わず多くの方に、コリについて考えるきっかけとしていただくことを目指し、「目で見て直感的にわかりやすい”ファッション”」に着目した、ファッションコレクション「コリナイ・コレクション」を実施しました。
デザインをするのは、コミュニケーションターゲットでもある「若年層」であり、日本で最も権威のあるファッション専門学校の一つである文化服装学院の学生たち。このコレクションは、肩コリを視覚的にも意識させるため、インパクトのある一点もののコレクションピースの作成を目指しました。監修は、千葉大学の人間工学博士である下村義弘教授にお願いし、単にデザインにインパクトがあるだけでなく、人間工学博士が監修した肩コリ解消につながる機能を持ったコレクションピースとなっています。

課題と戦略

目的・課題

日本人の”国民病”である「肩コリ」。厚生労働省の調査では、「身体の不調で気にすること」について、女性では1位、男性では2位が「肩コリ」でした。
そんな肩コリの解消のために今から50年前に誕生し、これまで販売が続けられたピップエレキバンは、いわば「50年間、日本人の国民病に向き合い続けたブランド」だと言えます。オズマピーアールはこのブランドバリューに目をつけ、50年間に及んで肩コリの解消のために走り続けたピップエレキバンが、“コリ”に対してあらためて向き合い、皆様に改めてコリについて考えていただく機会を提供することを目的として、周年プロジェクトの企画に着手しました。

戦略
  1. ファッションという文脈に切り口を変えることで、親しみやすさとユニークさを演出する。
  2. 産学連携によって、学生と直接のコミュニケーションを図る。
  3. 人間工学博士とのコラボレーションという、アカデミックな文脈で肩コリケアの重要性を真面目に伝える。

成果

20代~30代に向けた調査では、このプロジェクトを通して、6割の人が「肩コリを放置していた」ことに気づき、7割の人が「肩コリを解消したい」と思うようになるなど、強い意識変容を起こすことに成功しました。
コレクションに関するメディア露出の件数は655件、SNSでの言及数は3,100万件、サイト流入数は52万PV、動画再生回数は約5万回を記録。WWDやファッションスナップ、ファッションプレスと言った大手のファッションメディアでもこの話題を取り上げ、文化的側面からの話題化にも成功しました。

最終的に、それまで最も購買者数の少なかった20代男性の商品購入が前年比125%に増加。さらに、店頭とのコミュニケーション連携は、当初1万店での連携を目標としていたところから、結果1万2千店での連携へ発展しました。

プロジェクトメンバー紹介

リレーションズデザイン本部 統合コミュニケーション戦略部
シニアPRディレクター 登坂泰斗
ファッション系広告代理店へ勤務後、2013年にオズマピーアール入社。
PR業務の傍ら、データを活用したコミュニケーションの効果測定を産学連携で研究。現在は、PR発想での統合型コミュニケーション戦略を志向し、統合コミュニケーション戦略部を立ち上げ、データに基づいたコミュニケーション戦略立案を強みに領域としては特に自治体、大手消費財メーカー、スタートアップなどの、統合ディレクションに携わる。
国内外受賞歴多数。 講師歴:宣伝会議講師等多数。

リレーションズデザイン本部 統合コミュニケーション戦略部
PRディレクター 早藤優樹
企業や自治体など幅広いプロジェクトに多く参画。
岐阜県関市のSEKIシティプロモーションでは、著名IPコンテンツとのコラボレーションを行ったプロモーションを企画立案し、多くの話題を獲得。長野県佐久市のシティプロモーションでは、移住のためのSlackコミュニティ「リモート市役所」を企画・実施し、2,000人ものコミュニティ形成を行い、移住したい街ランキングの上位へ佐久市を押し上げ、国内外の賞を受賞多数。様々なステークホルダーを巻き込み、社会課題の解決へ導くプロジェクトの企画立案・遂行業務を得意とする。

リレーションズデザイン本部 リレーションズデザイン2部
PRプランナー 谷美貴子
アパレルのリース業務からキャリアをスタートし、ファッション専門PR会社にて約10年務め現職。
現在は、丸の内エリアを中心としエリアブランディング・プロモーションと主に音楽、スポーツ、アート、ファッション、食などのイベントPRを主担当として従事。
幅広い人脈や経験を武器に、コミュニケーション能力が高く、業務におけるステークホルダーの新規開発や関係構築を得意とする

リレーションズデザイン本部 リレーションズデザイン2部
PRプランナー 角田征貴
2018年にオズマピーアール入社。家電、ITサービス、通信、デザインなど、幅広い業種のPRを担当。
情報開発・設計から実施まで一貫して手掛ける。

また、デジタルADとPRを融合したデジタルPRの分野も得意とする。

リレーションズデザイン本部 統合コミュニケーション戦略部
PRプランナー 秋月滉一朗
インターネット広告代理店にて約4年間営業・広告運用・プランニングに従事した後、オズマピーアールに入社。
主要プラットフォームであるYahoo!・Google・Facebook・Instagram・LINE等のプランニングを得意としている。​運用・プランニング以外でも広告用バナー・動画・ランディングページ制作も経験があり、集客から接客までを一貫して対応することが可能。近年ではグループ会社のDAC(デジタルアドバタイジングコンソーシアム)との関係強化をキッカケに、これまで連携が難しかった「PRとデジタル」をワークさせる、「PR×D(ピーアールクロスディー)」をサービス化。それぞれの特性を生かした、施策としての相互補完を推進する新たな取り組みを実施。その中でPR領域におけるデジタルマーケティングに関する施策(主にメディアプランニング)を担当。

リレーションズデザイン本部 統合コミュニケーション戦略部
アカウントエグゼクティブ 橋本功哉
SP会社にてデザイナー職、営業職に約8年従事した後、当社入社。​
主に日用雑貨系メーカーや家電メーカー、製薬会社を担当し、​商品プロモーションの戦略立案から店頭販促デザイン、ディレクションまで幅広く携わる。​
前職の知見を活かした、VMDやキャンペーンを織り交ぜたコミュニケーションを得意とする。
​現在では、PRの視点を取り入れたコミュニケーションやクリエイティブ、企画立案に従事。

お問い合わせ

pagetop