
コロナ禍で新生活をスタートする若者に選ばれるブランドに。 見えにくいターゲットインサイトを「データ」と「生声」で顕在化し共感を得た白書型クリエイティブコミュニケーション
実施概容
「モヤモヤと思いきや?白書」とは、ターゲットである若者たちの新しい価値観の兆しやホンネを代弁し、彼らの新生活を応援するとともに、大人世代に向けたメッセージとして昇華させた調査白書です。コロナ禍で様々なイベント(卒業・入学式、入社など)を従来通り実施出来なかった若者たちは「ライフイベントの機会を逸してかわいそう」という文脈で語られがちですが、フォーカスグループインタビューを通して見えてきた“モヤモヤは抱えつつも、現状を非常に前向きに捉えている”、“むしろ従来の価値観に囚われる大人にモヤモヤする”、といったインサイトを発掘。これを定量的にまとめ調査白書化するとともに、白書のデータに加え彼らの生声をも「ファクト」としてクリエイティブ化した動画、OOH(ポスター/サイネージ)、Twitterキャンペーンを展開しました。
インサイトを掘り出すため定量/定性両面から丁寧に設計した調査に基づき、結果をデータとしてだけではなく前向きなメッセージとして発信したことで、多くの若者の言語化できていなかった「新しいあたりまえ」を顕在化し、共感を得ることができました。
課題と戦略
目的・課題
コロナ禍による対人/対面コミュニケーションの減少で錠菓(ミントタブレット)市場全体がかつてない危機的な状況に。そのような状況の中、対人/対面コミュニケーションがより活発になる入学・入社タイミングにおいて、若者に対して今一度エチケットだけではない、錠菓の価値を再認識させるとともに、競合ブランドの中からいかに選ばれるブランドになるか?が喫緊の課題となっていました。
そこでFRISKは、リフレッシュメントで「全ての人々が前向きに一歩を踏み出す」、そんな背中を押すサポートをし、大きく社会情勢の変化する中、モヤモヤとする気持ちの“切り替え”をサポートすることを目的に施策を実施。
戦略
- 定量/定性両面から丁寧に設計した調査に基づき、若者たちの新たな価値観の兆し、ホンネを掘り起こし
- そんな若者たちの新たな価値観の兆し、ホンネを代弁し、彼らの新生活を応援するとともに、大人世代に向けたメッセージとして昇華
- 白書のデータに加え彼らの生声をも「ファクト」としてクリエイティブ化した動画、OOH、Twitterキャンペーンを通して前向きなメッセージとして発信
成果
- Twitterキャンペーンで多くの参加者数獲得。若者だけでなく大人も含め前向きな気持ちの切り替えを後押し。
- 広告換算額KPIの120%達成。多くのメディア露出を通して前向きな気持ちの変化をトレンド化
- キャンペーン期間内売上UPに貢献
プロジェクトメンバー
リレーションデザイン本部 統合コミュニケーション戦略部
コミュニケーション・プロデューサー
鳥居 保人
商業施設、日雑・食品メーカーの定常的な広報活動のコンサルティング、食品・飲料・⽇雑メーカーなどのマーケティング PR(ローンチ、リブランディング、コポーレートPRのプランニング~エグゼキューションなど、多種多様な企業の様々なコミュニケーション活動を担当。現在は統合コミュニケーション戦略部にて、PR視点でのファクト開発をベースとしたクリエイティブ・PRアクションの企画制作に注力。
リレーションデザイン本部 リレーションデザイン3部
シニアアソシエイト
大塚 紗瑛
新卒でPR会社に入社後、官公庁・原料メーカー・フィットネスクラブなどを担当。2021年オズマピーアール入社後は、ITプラットフォーム・知育菓子・生活用品メーカー・協同組合など幅広いクライアントのPR活動をサポート。直近では、大学教授や自治体などのステークホルダーとともにITプラットフォームの新プロジェクト発表のPR企画立案~発表会の実施運営や、ヘッドホンメーカーの新商品のローンチのPRを担当。クライアントの課題解決に寄り添うことを モットーにプランニング。
リレーションデザイン本部 リレーションデザイン3部
シニアアソシエイト
南部 日菜子
2019年にオズマピーアールに入社し、大手外食企業、スポーツメーカー、通信キャリア、食品メーカー、地方自治体、など幅広い業界のPR/広報コンサルテーション業務に従事。
メディアの報道やその時々の生活者トレンドを敏感にキャッチし、PR戦略の立案・実施に携わるほか、直近では生活者参加型ワークショップの実施や、SDGs文脈でブランドパーパスの設計~商品開発を行うなどベーシックなPRの分野にとどまらない広義でのパブリックリレーションズを遂行する実績を持つ。