産官学が連携!心疾患対策の課題を抱える地域で食を通じて予防を啓発
エドワーズライフサイエンスは、日本心臓財団と連携し、心疾患予防の啓発を目的とした「ご当地ハートレシピ」プロジェクトを2015年から4年間にわたり展開しました。オズマピーアールは、この取り組みの広報戦略を支援し、地域自治体や専門家と協働したレシピ開発から情報発信までを包括的にサポートしました。
具体的には、心疾患による死亡率が高いことから、その対策に積極的に取り組む高知・和歌山・秋田の3県と連携し、各地域の特産食材を活かした減塩・野菜たっぷりのレシピを開発。1日あたり塩分6g未満、野菜350g以上という健康基準を満たすメニューを提案しました。さらに、ウェブページやプレスリリースを通じて、レシピの公開と心疾患予防の重要性を発信。最終年度には「作り置き」や「おかずのタネ」をテーマに、家庭で簡単に実践できるレシピを追加し、生活習慣改善のハードルを下げる工夫を行いました。

目的・課題
日本人の死因第2位である心疾患は、高齢化や食生活の乱れが背景にあり、特に過度な塩分摂取や野菜不足がリスク要因とされています。平均塩分摂取量は約9.9g、野菜摂取量は約276gと、厚労省による推奨値(塩分6g未満・野菜350g以上)を大きく下回っています。また、高齢者の単身世帯増加により、栄養バランスの乱れや「料理の負担感」が課題となっていました。
こうした状況下で、エドワーズライフサイエンスは単なる情報提供ではなく、生活者が「実践できる」具体的な行動変容を促すコンテンツが求められていると判断し、「食」を切り口に、心疾患予防の啓発アプローチを行いました。地域食材を活用した魅力的なレシピを通じて、健康的な食習慣を身近に感じさせるアプローチが課題解決の鍵となりました。



戦略
戦略の核は「産官学連携による地域密着型コンテンツ」と「生活者視点の実用性」です。まず、日本心臓財団と連携し、心疾患予防の啓発を信頼性の高い情報で支える基盤を構築。次に、心疾患による死亡率の高い地域(高知・和歌山・秋田)の自治体や大学病院の専門家と協働し、地域の特産品を活かしたレシピを開発することで、地元メディアや生活者への話題性を確保しました。
情報発信では、ウェブページを中心に、減塩や野菜摂取の重要性をグラフやイラストでわかりやすく解説。さらに、プレスリリースやイベントなどを通じて、メディア報道も促進しました。最終年度には「作り置き」や「おかずのタネ」をテーマに、忙しい家庭でも簡単に取り入れられるレシピを提案し、行動変容を促進。こうした多層的な戦略により、啓発活動を「知識提供」から「実践支援」へと進化させました。

成果
「ハートレシピ」プロジェクトは、4年間で高知・和歌山・秋田の3県と連携し、計50種類以上のレシピを開発・公開しました。ウェブページは公開直後からアクセスが急増し、健康情報サイトや自治体広報誌などで多数紹介され、心疾患予防の認知向上に寄与しました。特に「作り置き」メニューや「おかずのタネ」は、SNSや料理ブログで話題となり、生活者の実践率を高めるきっかけとなりました。
また、地域イベントやスーパーでのレシピ配布を通じ、地元食材の消費促進にも貢献。産官学連携による取り組みは、メディア露出や自治体評価において高い評価を獲得しました。結果として、心疾患予防啓発を「難しい医療情報」から「身近な食習慣改善」へと転換し、心疾患領域で医療機器を提供する企業の啓発活動としても成功事例となりました。
PRアワードグランプリ2015 ソーシャル・コミュニケーション部門 優秀賞を授賞。