6月17日(金) 近畿大学の講義『広告論(峯尾 圭 講師)』にて、弊社のオズマヘルスケア本部 コミュニケーションディレクターの肥高 結衣が、ゲスト講師として『Public Relations-社会と生活者のやさしいカタチづくり-』について講義をしました。
当日は、約200名の学生が出席する中、少子高齢化、健康寿命延伸といった背景からPRに対するニーズが年々高まってきている「ヘルスケア」領域におけるPublic Relationsを中心に話しました。
また、具体的な事例として、海外・国内で様々なアワードを獲得した、慢性の皮膚疾患「乾癬(カンセン)」の疾患啓発プロジェクト『FACTFASHION -真実を着る、誤解を脱ぐ。-』や『ふれられなかったにんげんもよう展』について、実務も交えながら講義しました。
【講義の様子】
【質疑応答の様子】
(参考)
『FACTFASHION -真実を着る、誤解を脱ぐ。-』
皮膚疾患「乾癬」の患者さんは、服を選ぶとき、色、素材、締めつけの度合いなど、自身の身体的・精神的な負担を想像しながら選び取っています。症状が見た目に現れることから、他人からの視線が気になり「本当は着てみたい服」を諦めてしてしまうことも…。
本プロジェクトでは、2つの乾癬患者団体(「一般社団法人INSPIRE JAPAN WPD乾癬啓発普及協会」、「NPO法人東京乾癬の会P-PAT」)と連携し、患者さんの衣服に対する満たされないニーズを定期的なヒアリングで集めました。多くの患者さんに共通する悩み(FACT)を起点にサンプル制作を重ね、今までにない新しい衣服を完成させ、本プロジェクト趣旨に賛同した、サザビーリーグのグループ会社、株式会社MAISON SPECIALより販売も開始。日本で初めて※製薬会社がアパレルブランドを立ち上げるという、疾患啓発の新しいアプローチ事例となりました。
型にとらわれない新たな疾患啓発のアプローチは、海外&国内の各種アワードで評価され、様々な賞を獲得しています。
FACTFASHION -真実を着る、誤解を脱ぐ。-
※ 医療用医薬品製造販売会社として。ヤンセンファーマ株式会社調べ。
2020年11月25日現在
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社オズマピーアール
戦略推進室 広報部
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