株式会社オズマピーアールは、2019年度より開講している早稲田大学商学部 提携講座「未来を創るPRの力~企業広報の実務の現場から~」(担当教員:商学学術院 嶋村和恵教授)の2023年度の講義において、弊社グループの6名の社員が講師を務めました。
弊社は、企業や団体の情報発信のあり方や、多様なステークホルダーとの良好な関係構築の重要性など、未来を担う世代の学生の皆さんにPublic Relationsを学んで頂く機会として、本講座を5年間提供してまいりました。
今年度は、新型コロナウィルス禍を経て4年ぶりに対面形式で授業を実施し、約300名の学生の皆さんに全13回の講義を最後まで聴講頂くことができました。講義では真剣なまなざしで講師の説明に聞き入る姿が見られ、また、講義後のレポートではそれぞれの視点で理解したことや経験に照らして感じたことが熱心に書かれており、広報への関心の高さがうかがえました。
今後も学生の皆さんに「PRの力」について理解頂く機会をつくっていくとともに、広く社会に向けた情報発信にも積極的に取り組んでまいります。
【オズマピーアール 早稲田大学商学部 提携講座 概要】
【講座名称】
「未来を創るPRの力~企業広報の実務の現場から~」
【開講学期・期間】
2023年度春学期 4月18日~7月18日 毎週火曜・3時限
【対象年次】
全学部全学年
【授業概要】
PR(Public Relations)とは、組織とその組織を取り巻くステークホルダーとの望ましい関係を作り出す考え方および行動のあり方とされる。企業広報の観点から、PRの意義やステークホルダーとの良好な関係性の重要性などについて事例をまじえながら講義を行うことで、未来を担う世代に「PRの可能性」について論じる。
担当講師 | 講義テーマ(担当回) |
---|---|
早稲田大学 商学学術院 教授 嶋村 和恵 ㈱オズマピーアール エグゼクティブマネジメントアドバイザー 林 直樹 |
パブリック・リレーションズと広告とでは何が違うのか (第1回) |
ピーアールコンビナート㈱ PR本部PR2部 部長 杉山 太一 |
PRパーソンの基本のキ 「パブリシティ(メディアへの情報提供)」 (第2回) |
㈱オズマピーアール リレーションズデザイン本部 統合コミュニケーション戦略部 コミュニケーション・プロデューサー 鳥居 保人 |
デジタルPR (第6回) |
㈱オズマピーアール コーポレートコミュニケーション本部 コーポレートコンサルティング部 エキスパート 濱地徹 |
共創コミュニケーション ~地域PRから見えるこれからのPRの姿~ (第10回) |
㈱オズマピーアール オズマヘルスケア本部 本部長 伴野 麻衣子 |
ヘルスケアPRの「ミカタ」 (第12回) |
㈱オズマピーアール コーポレートコミュニケーション本部 副本部長 ブランドデザイン部 部長 谷澤 和哉 |
グローバルブランディングにむけたPR戦略 (第13回) |
※弊社メンバー以外の講義では、第一線で活躍する企業の広報担当者や戦略コンサルタントなどの方々に講師を務めていただきました。
弊社事務局メンバー:北川幸歩、高濱弥里、相崎慎太郎、小笹愛実、清水皓平、髙田太郎
■聴講生からのコメント
- PRという言葉に関して、これまで広告・宣伝という意味でしか捉えたことがなかったため、「相互理解」「相互利益」を前提としたパブリック・リレーションズという言葉であったということに関心を持ちました。
- PRと広告は同じ意味だと思っていたため、目から鱗でした。
- 授業で見せていただいた事例は、どれも意外性にあふれている上、眠ったまま忘れられていたものを次々に生き返らせていくようで、本当に心から感動しました。
- 将来PRに携わった際、自社の利益だけでなく、ステークホルダーの利益も鑑みながら、相互に利益をもたらす強い関係を築きたいと強く思いました。
- マイノリティな課題を誰もが当事者になり得る課題として、認知を向上させるPRの意義を再認識できました。
- 講師の方の話し方がフランクかつストレートで非常に面白かったです。
- PRの力で多くの人の意識を変える事ができれば、国の制度を変えたり、社会での常識を覆す事が出来るということがわかりました。
- 講義の中で印象に残ったことがありました。それは、PRは伝えたいこと、社会、世間の関心テーマである大義と結びつけることが大切ということです。
(上段左より)林、杉山、鳥居 (下段左より)濱地、伴野、谷澤